品性の問題

もう何年も前の話なのですが、飲みの席で、

「この前高校の同窓会へ行ったらさー、みんなすげぇ年取ってて。特に体型がやばくてさー。俺だけ全然変わってないって言われてー。」

という男性の話を聞きながら、本当は「あんたもハゲとるやないかい」と芸人さんみたいにつっこみたいところを、「ほぉー、そうでしたかー。」に変えて堪えたことがあります。


わざわざ言わなくて良いことを言うか言わないかの差は、品性に関わっている気がして。


人の見た目のことを、自分の狭くて無知な世界観で無意識にジャッジしてしまうのは仕方がないとして(本当は見た目なんかでなんとも思わない境地へ行きたいけれど)、わざわざそれを相手に伝える行為には、品性がないと思うんです。

赤ちゃんや子どもになら許されると思って、見た目に関してズケズケ言う人も同様。赤ちゃんはエネルギーを感じるし、子どももちゃんと傷つき覚えていますからね。


かくいう私も、昔は、背が高いですねとか、スタイル良いですねとか、ポジティブなコメントならしても良いのだろうと思っていました。子どもの頃からいつも大人に言われてきたようなことは、これが社交なのだろうと、間違って覚えてしまったからです。でも、よく考えたら、わざわざ言う必要ある??って思いませんか。相手にとっては、それがコンプレックスなのかもしれないですし、誰かの「良かれと思って」って、価値の押しつけであったり、余計なお世話の場合も少なくないですよね。


優越感に浸りたいがために、意図的に相手を傷つけてニヤニヤするような人って、ごめんなさい、言葉が強いけれど、すごく下品だと私は思うんです。

社会の価値観が「若い方が良い」である限り、年齢を重ねると、ネガティブな反応が増えますよね。

いつか誰かに何か言われた時には、私があなたの親友になりますから、

「私の親友がね♡相手が傷つく可能性を知りながら、わざわざ言わなくていいことを言う人って♡優越感に浸りたいだけで、心根が悪いって言ってたよ♡言うか言わないかは、品性の問題なんだって♡」


と、どうぞ私に代わり、♡いっぱいに教えて差し上げてください。





40歳からの考え方

40歳。この地点に立った時、少しだけ先に、思春期以来の大きな体の変化、更年期が見えてきます(時期には個性あり)。大人だって、不安なものは不安。感情だって大きく揺れて、体調だって揺らいで。でも、思春期の頃よりもたくさんの責任を背負って、平気な顔で動き続けなければならないのですよね。この時期を、優しく楽に過ごす為のヒントは、「考え方」にあります。

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