サバンナの猿だった
昨晩、人間でいることが苦しくなって泣きました。
ユヴァル・ノア・ハラリさんの『サピエンス前史』の漫画版を取り寄せて、前半を読み終わったところなのですが。
人間(正確にはホモ・サピエンス)が新しい大陸に渡る度、それまで何百万年も厳しい環境を生き抜いて来た素晴らしい動物たちのほとんどが絶滅してしまいました。
動物たちはそれまで人間を見たことがなく、こんな小さな猿は脅威ではないだろうと判断し、人間から逃げることも、人間を襲うこともなかったそうです。それを良いことに人間たちは・・・
(あ、すみません。ちょっとまた涙が・・・)
大型動物たちは、人間と同じように妊娠する期間が長く、子どもを一度に産める数も少なく、次に妊娠できるまでの期間も長いんですって。だから、2〜3ヶ月に1匹殺されるだけでも、死亡数が出生数を上回ってしまい、やがて絶滅することになってしまったそう。
(ううう・・・)
人間が賢く技術を身につけるたびに、絶滅は加速し、いまでは漁業や海洋資源の開発などにより、海の動物たち(マグロやクジラ、イルカまでも!!)が危機的状況におかれているそうです。
人間こそが、地球の生物たちにとって、コロナのようなウイルスじゃないか。
私たちは、もっと深く、もっとしっかりと、狩猟採集民時代について学ぶべきですよね。
これからの世界を担う世代は、人間が生態系にどのような影響を与えうるのかということを理解した上で、新しい世界を築いていかねばなりません。
人類は元々、航海技術を身につけるまでは、アフリカとアジアにしか住んでいなかったそうです。(なのにアフリカやアジアの人が差別されるって、おかしな話しですよね。)
そして私たちは、200万年前くらい前、サバンナで一番弱い猿でした。
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