小さな出産

生理中に味わう腰の痛みは、出産した時の陣痛の始まりを思い出させます。骨盤がぐわーっと左右に広げられていくような鈍痛。我慢できなくもないけれど、出来るならばうずくまり横になっていたい時があります。それでも今の私たちが生きる世界は、女性たちにまるでそれが起きていないかのように振る舞うことを求めます。機嫌の波を無視して、痛くても機嫌よく、血だらけでも爽やかに、寝込みたくても背筋を伸ばして、いつもと同じパフォーマンスをするようにと。


なぜ?

変ではないでしょうか。

そもそも、なぜ隠さねばならないのでしょうか。

なぜ、そんなことを女性に求めるのでしょうか。

なんだか、ものすごく腹が立ってきました。笑。


考えたのですが、呼び名を変えてみるというのはどうでしょう。

生理でも月経でも月の物でもなく、それを「小さな出産」と呼ぶのです。出産なら隠さなくてもいいし、出産には、女性の体が大変だというイメージがあります。本当の出産は10か月かけて行われるのに対して、小さな出産はほぼ毎月。痛みや不快感なども、ちょうど10分の1くらいかもしれません。


小さな出産にも個性があるから、本当に調子が良い時にはそのまま普通に過ごせばよいし、小さな出産が重い人は、時短したり、休むことが許されると良いのですが。そして、誰かの小さな産休中、その人の仕事をカバーした人は、その分のお給料が上乗せされると良いと思います。


うん、そうだ。決めた決めた!

私が会社を立ち上げたら、そんなしくみでやってみよう。

心身が不調な人に無理をさせて、良いことなんて何にもないと思うから。

40歳からの考え方

40歳。この地点に立った時、少しだけ先に、思春期以来の大きな体の変化、更年期が見えてきます(時期には個性あり)。大人だって、不安なものは不安。感情だって大きく揺れて、体調だって揺らいで。でも、思春期の頃よりもたくさんの責任を背負って、平気な顔で動き続けなければならないのですよね。この時期を、優しく楽に過ごす為のヒントは、「考え方」にあります。

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