テレビや雑誌との接触を減らしましょう

若い方が美しい

もし、私たちの日常に、テレビや雑誌がなかったら…?もし、赤ちゃんのように、何の先入観もない状態に私たちの価値観がリセットされたとしたら…私たちは同じように、若い方がいいと、画一的な評価をするでしょうか?

私たちは、もしかすると、

「こういう人が美しい、こういう人がモテる」などの、商業的な意図がある、他人任せの流行に騙されているのかもしれません。

テレビを観ていると、歳を重ねた人たちのことは、おじさんおばさん、劣化と呼んだり、いじりの対象としても良いような気持ちにさせられます。

先日某雑誌のTwitterでも、「年を重ねていくことで失われるものを、このジュエリーで埋めていきましょう」的な表現がなされて、批判や抗議が殺到したとか。

私は、コロナを機に、テレビを観ることをやめたんです。テレビをつけても恐ろしい気持ちになるだけなので、心と体を健康に保つため、目で見るもの、耳で聴くもの、口に入れるものなどは、意識的に、自分で選択していくようになったのです。

そんな生活を数ヶ月続けたころ、「人間に上も下もないなぁ。」と思うようになりました。思うというより、元々知っていたことをやっと思い出した感覚でした。

誰も彼も、人間であるかぎり、等しく大したことがないし、またどんな人も、それぞれに等しく美しい。

この意識に立ち返った時、見える景色が変わりました。これまで萎縮して話せなかったような人とも、この人も人間だと思えばかわいらしく、対等な立ち位置で話しをするようになりました。メディアとの接点を意識的に減らしたことで、人を判断する基準が、ニュートラルポジションに戻されたのです。

また、その意識で生きはじめると、上下関係をつけたがる人や、年齢のことで自虐やマウンティングをする人の話・・・今まであまりなんとも思わなかったことが、どうもおかしく感じられるようになります。

「しばらく社会に出ておらないので、頭の中がお花畑なのかもしれないですねー」

ある時、2〜3歳しか変わらないのに、年齢のことでマウンティングしてくる人につかまってしまいまして。「アンチエイジングの為に、絶対○○したほうがいいですよー」みたいなことを言ってくる人(笑)。その人の攻撃をかわし続けていたある時、こんな言葉が飛んできました。

それでも私、世間の価値観に合わせることが正解と思っている方が、頭を他者に支配されている危険な状態なのではないかと思うんですよね。。。

全ての基準が自分の中に戻ると、人間関係も変わっていきます。

服だって、選ぶ基準は、「流行だから、○歳だから」という判断から抜けて、「今の私にしっくりくるから。着ていて良い気分になるから。私の肌に当たりが優しいから。」などの理由に変わっていきます。

更年期は、世間の価値観にしがみついていると苦しいです。苦しいのは、それが真実ではないからです。

どうぞ、皆さんも実験的に、最低3ヶ月間、テレビや雑誌との接触を減らしてみてください。見ていると気分が良くなる番組や内容のものだけは取り入れて、少しでもモヤっとした気分になるものは、潔く、意識的に排除してみてください。



40歳からの考え方

40歳。この地点に立った時、少しだけ先に、思春期以来の大きな体の変化、更年期が見えてきます(時期には個性あり)。大人だって、不安なものは不安。感情だって大きく揺れて、体調だって揺らいで。でも、思春期の頃よりもたくさんの責任を背負って、平気な顔で動き続けなければならないのですよね。この時期を、優しく楽に過ごす為のヒントは、「考え方」にあります。

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