更年期と更年期障害は違います。

更年期と更年期障害は、別に考えてください。

時々、

「私は更年期とは無縁だと思っています。」

「母に更年期はなかったそうなんで、私にも来ないと思います。」

という声を耳にしますが、更年期は、誰にでも平等に訪れる閉経前後の期間のことであり、一方の更年期障害については、出る人もいれば出ない人もいます。

お恥ずかしい話、私自身も、勉強をする前は、「更年期=ホットフラッシュ」くらいのぼんやりとしたイメージしかなく、更年期と更年期障害を同じイメージで捉えていました。

また、先日、ちょうど40代半ば〜後半の年齢域の友人たちが、

「更年期?まだ早いでしょー!」

と笑っていましたが、彼女たちは、更年期=閉経のことだと思っているようでした。

閉経の時期には個人差があり、それによって更年期が早まることもあれば、遅くなることもあります。卵巣の病気で、10代のうちに閉経した方もいらっしゃいます。

「更年期は誰にでも来るけれど、その時期には個人差がある。更年期障害とよばれる様々な症状も、出ることもあれば、出ないこともある。」

と覚えていただくと良いかと思います。

私は、人間の体には、人智を超えた叡智が宿っていると考えます。

心臓の鼓動も、呼吸も、脳が命令して動いている訳ではないですよね。この叡智は、なぜ私たちを生かすのでしょう。なぜ、私たちに更年期を与えるのでしょう。

全てにきっと、意味があります。人間は、肉体を与えられている限り、この叡智の判断に委ね、それを信頼して生きていくしかありません。そこを否定し、なんとかしようとしたり、ましてや、他人の体に宿る叡智のことも、バカにしたり否定するようなことは決してしてはなりませんよね。

40歳からの考え方

40歳。この地点に立った時、少しだけ先に、思春期以来の大きな体の変化、更年期が見えてきます(時期には個性あり)。大人だって、不安なものは不安。感情だって大きく揺れて、体調だって揺らいで。でも、思春期の頃よりもたくさんの責任を背負って、平気な顔で動き続けなければならないのですよね。この時期を、優しく楽に過ごす為のヒントは、「考え方」にあります。

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