叡智にお伺い

オンラインで、イギリスの更年期ワークショップに参加した際、こんな質問をした方がいました。


「更年期には、これまで抱えて来た負担やストレスを軽くしていくことが大切だと教えていただきました。私は本当にその通りだと思い、手放すこと、人に任せることを意識しながら日々を送り、心身ともに軽くあるように努めてきたんです。すると、職場からの評価がうなぎ上りになって。。。なんと、新たな重要なポジションを任せたいと、昇進の打診を受けてしまいました。


手放すつもりが、さらに大きなものが私の元に舞い込んで来たんです。私は仕事よりプライベートを優先させようという気持ちと、昇進の知らせのうれしさとの間で揺れています。一体どうしたら良いでしょうか。」


するとワークショップの主催者がこうお答えになりました。 


「その昇進について考えたとき、体がふわっと軽くなるようなら、命が『やれる、やりたい』と言っている証拠です。逆に出来ない時には、体が重くなって、暗い気持ちになるはずです。あなたの声を聞いていると、新たなポジションについて話し始めた頃から、声がとっても明るく、軽くなったように感じるのですが、いかがですか?」


もう、なんて見事な返答だろうと思いました。(シビレル!スキ!)


私は占星学的に水星が強いので、つい、何でも頭で答えを出そうとします。でも、これを聞き、その前に、まず体を感じてみようと決めたんです。それだけで体にスッキリとするような感覚があって。多分体が、「あ、やっと分かってくれた?」とホッとしたのだと思います。これまでもずーっと私に色々なことを伝えて来てくれたはずの体のことが、すごくすごく、愛おしく思えました。


以来、どんな小さなことでも、選択や決断をするときには、少し時間をとって、まずは自分の呼吸や体温、体の感覚を意識し、感じるようにしています。コーヒーもう一杯のみたい?とか、そんな小さなことでも。


私の場合、周りの人の声や、自分という小さな世界の経験に基づく考えを優先すると、どうしても恐れが基準となり、とても保守的な決定を下しがちです。体を優先させた時には、それは直感にも近いものがあると思うのですが、選択自体は大胆でも、なぜかできると知っているような感覚があります。また、例え想定通りにいかなくても、その結果が思わぬチャンスに導かれるなど、いつも感謝する結果となることに驚かされます。

ポインセチアの花言葉は、「祝福する」「聖夜」「幸運を祈る」「私の心は燃えている」ですって。

40歳からの考え方

40歳。この地点に立った時、少しだけ先に、思春期以来の大きな体の変化、更年期が見えてきます(時期には個性あり)。大人だって、不安なものは不安。感情だって大きく揺れて、体調だって揺らいで。でも、思春期の頃よりもたくさんの責任を背負って、平気な顔で動き続けなければならないのですよね。この時期を、優しく楽に過ごす為のヒントは、「考え方」にあります。

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