嘘かもしれない①

私は昔から考古学や文化人類学が好きで、その視点に立つと、

「実は私たちは、本当でないものを、無理に信じ込まされて生きているのではないかしら?」

と思わずにはいられなくなります。

例えば、宗教では、「あなたより神の方がパワーがある」と信じるように教育されます。神職や階級が作られて、「この人たちは、あなたより尊い存在です」と教えられます。

これって、本当でしょうか?

「こういう風に信じなさい。これを真実だと思わなくてはなりません。このルールを守らなくてはなりません。それが幸せというものなのです。」

もし、そんな枠などない世界だったら、または、「それは真実ではないので信じません」と言える自由な世界だったら、私たちは一体どんな風に生きるのでしょう。

メディアにもまた、宗教的な「信じ込ませる」意図があるように思います。

若い方が良い、20代30代が人生の華だと思わせるよう仕向けるのは、実は、20代30代が最も苦しい時期であることを隠す為なのではないかと私は仮説を立てています。

20代30代って、就職、転職、年収、昇進、結婚などが大きな関心事ではありませんか?一日の大半を、通勤や仕事、家事に費やす日々が続きます。結婚をすれば、もちろん伴侶を得る心強さや安心はあるけれども、さらに責任や金銭的体力的負担が増えていきます。さらに、若い方が良いと思い込まされているため、年を重ねていく恐れも抱えながら、刹那的に生きていかねばなりません。もちろん全然そうでない人もいらっしゃると思いますが。

食事だって、もしかしたら3食も摂らなくて良いのかもしれません。私たちは食べる為に必死になって働きますが、人間の体には、あれこれ食べ過ぎるよりも、少食くらいのほうが、負担が少ないそうですよね。でも、「これが一日の食事の正解です」と見せられるのは、手間も食費もかかる写真や映像ばかり。もしそこに、食品業界への忖度があるとしたら?(NetflixのWhat's the healthというドキュメンタリー映画を観ると考えさせられます。)

今日はこの辺で終わりにいたします。それでは次回のブログまで、ごきげんよう。

40歳からの考え方

40歳。この地点に立った時、少しだけ先に、思春期以来の大きな体の変化、更年期が見えてきます(時期には個性あり)。大人だって、不安なものは不安。感情だって大きく揺れて、体調だって揺らいで。でも、思春期の頃よりもたくさんの責任を背負って、平気な顔で動き続けなければならないのですよね。この時期を、優しく楽に過ごす為のヒントは、「考え方」にあります。

0コメント

  • 1000 / 1000