嘘かもしれない③
子どもの頃、「北枕は、死を連想させるから縁起が悪い」なんて話しを聞かされたことがありませんでしたか?
ゲッターズ飯田さん著の『裏運気の超え方』という本に、こんな一節があります。
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中国のとある権力者が、「頭を北に向けて寝ると、疲れが取れる。傷の治りも早まり、すぐに元気になる」という話しを聞きました。実際に試してみると、本当にそうでした。驚いた権力者は、この有益情報を敵軍に知られてはなるものかと、「北枕で寝るとよくない」という真逆の説を流しました。それが巡り巡って、日本でも「北枕は縁起が悪い」という迷信となって広まりました。
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本当は嘘の情報なのに、信じられ、海や世代をも越えて広がってしまうなんて衝撃的ですよね。。。
いやぁ、人間て、やっぱりおかしな生き物だと思います。
どうして、自分の感性より、人の言うことを信じてしまうのでしょうね。
一般に縁起が悪いとされる数字(4や13など)や、消されてしまった文字(ヱなど)も、本当はとても大きなパワーがあるから隠されている、という話しも聞きます。
「働かざるもの食うべからず」とか、「辛抱する木に金がなる」とか。その辺りも実は、権力者にとって都合の良い人材を育てるために広められたことわざかもしれません。
悪く言われるものほど、本当は力があって、私たちからそのパワーを奪う為に、わざわざ嫌な設定がされているのだとしたら・・・。
老いを嫌がる設定も、きっとそう。
私の観察によれば、更年期以降の人間は、赤ちゃんや子どもと同じくらいの直感を取り戻すことが可能なのです。これまで私たちを大きく支配して来た女性/男性ホルモンが、その影響力を減らしながら、要らないものを削ぎ落とすように心身に揺さぶりをかけるからです。
でも、若い方が良いとされる世の中では、手放すべきものを手放さず、無理にしがみつき、無くなるものを埋めようとし、自分ではないものになろうともがき・・・移行がスムーズにいかないことがあります。
目を覚ましましょう。
力を取り戻しましょう。
パワーを明け渡さないようにしましょう。
年を重ねることに対して、嫌な気持ちになったら、「それは真実ではない。」と思いましょう。人から何か嫌なことを言われたら、「この人は私のパワーが恐ろしいのだ」と思いましょう。その人も、自分がだまされていることに気がついていないのです。その人がバカにしているのは、その人自身の未来であることに。
今朝、「雪が降っているよ」と息子が起こしてくれました。これにて、嘘かもしれないシリーズを終わりにしたいと思います。どうぞみなさま、素敵なクリスマスをお過ごしください。
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