3つの幼稚園のお話。その2。
2つ目に試した近所の幼稚園には、有名私立校のお受験を控える家庭のお子さんが多いようで、3歳なのにお勉強ばかり。日系スクールでは先生の言うことを聞く子が良い子でしたが、こちらの幼稚園では、「勉強できる子がいい子」でした。まだ、3歳なのに。。。恐ろしい。。。「4歳からはジャーナルを書きます」なんて言われました。え、ジャーナル?子どもが子どもでいられない環境であることを憂い、速やかにここには通わせないという判断をしました。
そして、3つ目の幼稚園。それが現在の幼稚園なのですが、たくさんの人に勧められたモンテッソーリ教育の学校。見学したところ、先生も子どもたちも穏やかで、娘の性格に絶対合っていると確信!私は一瞬でこの幼稚園のことが好きになってしまいました。
初めて登園した日、お迎えに行ったら、娘が先生方から”I love you Emma."と声がけされていることに気がつきました。お友だちも娘にハグをしたり、先生からの連絡は"She is such a pleasure to have."とか、”She is loved by her friends."など、喜びと愛に関することしかありません。
そこで、考えたんです。1、2、3の幼稚園。同じ3歳の子どもでも、毎日毎日どんな言葉や眼差しを注がれるかによって、園を卒業する頃には、きっと性格や価値観が違う人間となっているだろうって。
「あなたは足りない」というメッセージ、「勉強が出来ないとダメ」というメッセージ、「あなたは愛されている」というメッセージ。毎日どれを聞かされたいかは明らかで。
私の場合、「あなたは足りない」のメッセージを受け取って子ども時代を過ごして来たので、自己肯定感や、自信というものが、大人になった今でも持てずに苦労することがあります。
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