増やすなら減らす

昨日散歩をしていたら、スーッと隣に車が停まり、ウィンドウが下がると、そこにいたのは近所に住む、大好きな台湾人のママ友でした。

彼女は本当に料理が上手で、噂が噂を呼び、今ではケータリングの仕事をしています。

その経緯と言うのが…

私がこの街に引っ越してきた時、彼女がびっくりするほど美味しいチマキを差し入れてくれたんです。翌日お返しに、美味しい白玉の乗った抹茶アイスを差し入れたら、「これ、私に?私から欲しいという人はいても、私にくれる人はいないのよ。」と、少し涙ぐんで喜んでくれました。

話を聞くと、彼女の作るご飯があまりに美味しいので、みんなからあれ作ってこれ作ってと言われ、終いには、「お客さんくるからチマキを100個よろしく〜」なんて頼む人も現れたんですって😅いるよね、そういう人。。

私はそれを聞いて、それは無償でするにはあまりにも度が過ぎているよ。近所のお裾分けの範囲を超えている。お金とらなきゃダメ!

なんて、余計なお世話だとは思いつつ、彼女に代わって怒りながら話を聞きました。彼女も同じことを考えていると言い、ビジネスを始め、それでも安すぎる価格設定でしたが、人にきちんと対価を支払ってもらえるようになったそうです。

さて、そんな彼女。久しぶりに会うと、見るからに姿が満身創痍。どどど、どうしたの?と聞くと、

「風邪ひいて、それでも休まずに料理し続けていたら、指を切っちゃって、エマージェンシー行ってきたの…。」

と、縫われた指を見せてくれました😱

「頑張りすぎだよ。。もう何にもしないで、スープ持って行くから、とにかく休んでぼーっとするんだよ!疲れていたんだよ。」

と言うと、

「そうね。あれもこれもは、できないわね。」

と。それ!それそれそれ!

あれもこれもは、できないんです。。

プレ更年期、更年期は、あれもこれもしようとすると、必ず体にくるか、自分でもびっくりするほどの失敗をして落ち込みます。

「何かを始めるには、何かをやめなくちゃね。それでもきっと、お互い段々と色々なことができなくなっていくし、これから助け合っていこうね。」

と言って別れました。役割を背中からおろせばおろすほど、体と心が楽になるのがこの時期。私もそろそろ、一つと言わず、二つ三つ、手放していこうと考えています。(疲れが全然とれないんだもの🤣!)
(春休みを過ごしたメキシコのカンクン にて。)




40歳からの考え方

40歳。この地点に立った時、少しだけ先に、思春期以来の大きな体の変化、更年期が見えてきます(時期には個性あり)。大人だって、不安なものは不安。感情だって大きく揺れて、体調だって揺らいで。でも、思春期の頃よりもたくさんの責任を背負って、平気な顔で動き続けなければならないのですよね。この時期を、優しく楽に過ごす為のヒントは、「考え方」にあります。

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