なぜかかりつけ医が必要か

なぜ、40歳になって、かかりつけの婦人科医がいると良いかと言うと、長いお付き合いの中で、「自分の体の個性」を把握した上で、予測、判断、診断してもらえるからです。

一言で女性といっても、各々の体には個性があり、例えば排卵のリズムなどは、人それぞれですよね。もちろん閉経にも個性があって、早い人では、14才で閉経してしまった例もあります。自己判断だけでなく、客観的に見守ってもらえることは、心強く、安心なことですよね。

女性ホルモンが減り始めると、一般の病気と間違えやすい、さまざまな不調が体に現れやすくなると知られています。例えばコレステロール値が高くなったり、甲状腺に異常が起きたり、鬱っぽくなったり。

西洋医学ではどうしても、ホリスティックに心身を診ないところがありますから(パーツごとに専門医が分かれていて、医師に他の分野の知識が乏しかったり、年齢や性格などを鑑みた全体的な判断となりにくなったり)、本当は更年期の症状なのに、いくつも病院をたらい回し…なんて例もよく耳にします。

体の不調は、40歳を過ぎたら、まずは婦人科医に相談してみることがお勧めです。

ちなみに、私は二人目の妊娠からお世話になっている先生に、コロナ以来久しぶりに健診でお会いしてきました。先生の見立てでは、私の閉経は、50歳から51歳ごろとのこと。まだ先に思えるけれど、45歳ごろからプレ更年期が始まるであろうことを思えば、そう先の話でもありません。

先生からは、望まないのであれば、妊娠しないように気をつけてくださいと真剣な顔でお話されました。

今、アメリカで、中絶を違法とする動きと、それに反対する動きが、国中を圧巻しています。州によっては、人工中絶をした女性を殺人罪に問うところもあるとか…。望まない、暴力的な形で妊娠してしまうことや、妊娠したのちに、妊娠が母子共の体にとって危険だとわかる場合、どうしても育てられない場合もある訳で…その場合についてはどうなのだろうと、私も考えさせられています。

話題が逸れてしまいましたが、そんなわけで、女性の繊細な体について熟知した先生が、私たちのミドルエイジを見守ってくださると安心だと私は考えています。

(虹のかかった、素敵な雲を見ました。)



40歳からの考え方

40歳。この地点に立った時、少しだけ先に、思春期以来の大きな体の変化、更年期が見えてきます(時期には個性あり)。大人だって、不安なものは不安。感情だって大きく揺れて、体調だって揺らいで。でも、思春期の頃よりもたくさんの責任を背負って、平気な顔で動き続けなければならないのですよね。この時期を、優しく楽に過ごす為のヒントは、「考え方」にあります。

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