靴から変えていく

ここのところ、謎の足の痛みに悩まされていました。左足の、中指と薬指のあたりが、歩く時に痛むのです。

調べるうちにたどり着いたのが、モートン病という、ちょっとかっこいい名前の神経障害。どうやら、気に入って履いていたウォーキングシューズにより、足のつま先が長いこと圧迫されていたようです。気に入ったデザインだったので、色違いで2足買い、毎日最低1時間は歩いていた私。そうか、靴。とうとう、気に入ったデザインだけではダメなお年頃になったのか。

学生の頃、母が、「年を取ると本物しか似合わなくなるからお金がかかる。安物でもキラキラできるのは今のうちの特権よ。」と言っていた意味が今になり良く分かります。私が履いていたのは、1万円くらいのスニーカーだったんだけれども、先がちょっと細めのデザインでした。「安物が似合わなくなるというより、自分に合わないものを体が受け付けなくなるのだろう」のが、私の見解。それは物だけでなく、付き合う人も同じこと。若い頃はごまかしながら笑って付き合えていた人間関係が、今はもうダメなんだもの。相手を刺激せず、気持ちよくスルーできるようになるのが、年の功というやつなのかもしれませぬが。

ちなみにモートン病は、ヒールや先の細い靴をよく履く中年女性に多くみられるそうです。中年という文字を見たとき、一瞬、「うるせえやい!」という心の反応がありましたが(ははは)、でもすぐに、「そういえば、なんで嫌なんだろう?」と思い直したんです。

だって、中って、中庸とか、中今(なかいま)とか、バランスの中心(中心もまさに!)にいるような、めちゃくちゃ素敵な言葉ですよね。ということは、中年だって、本来はとっても素敵な年齢域のはず。

やはり私(わたくし)には、中年に対する世の中のイメージが、汚されているのだろうと思わざるを得ないのであります!!!

(↑学生の頃に見た、こんな勢いで街中で選挙で演説していた人が、最近、汚職で起訴され、有罪判決だったと聞きました。初心を貫くのが難しかったのか、はたまた、初心すら嘘だったのか。あの頃胸を熱くした清き一票、返してくれ。)

さて、ここのところ、大幅なクローゼットの改革を進めていました。一生着たいと思える物だけを残し、足していく作業を。でも、洋服よりも、まずは靴だぞと、私の足が知らせてくれたのだと思います。最近読んだ『1年3セットの服で生きる(あきやあさみさん著)』という本によれば、靴は一番大切なキーポイント。履きたい靴からコーディネートを組み立てるのがお勧めだそうで。

40代に入ったら手に入れようと思っていたブランドのコートを購入するのは一旦停止して、私に最も合う靴選びから改革を始めようと思ったのでした。先が細すぎす、インナーソールにクッション性があるという条件付きだけれども(笑)

40歳からの考え方

40歳。この地点に立った時、少しだけ先に、思春期以来の大きな体の変化、更年期が見えてきます(時期には個性あり)。大人だって、不安なものは不安。感情だって大きく揺れて、体調だって揺らいで。でも、思春期の頃よりもたくさんの責任を背負って、平気な顔で動き続けなければならないのですよね。この時期を、優しく楽に過ごす為のヒントは、「考え方」にあります。

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